モチベーションアップの方法

介護リーダーを教育するのは管理職や施設長ではなく、現場の職員であることが多いです。
現場では、チームワーク次第で人材不足をも解消できると言われています。チームワークがいいと、その力は足し算にも掛け算にもなりますが、反対に悪いと気持ちも動きもバラバラなため、無駄な人材になってしまうという問題点があります。

年齢や立場に関係なく、自分が評価されていない、興味を持たれていないと感じると、大きな理由がなくてもモチベーションダウンに繋がり、やりがいのなさを感じて辞めたいという考えになる可能性があります。
逆に、必要とされていて認められていると感じると、その思いに応えようとしてモチベーションが上がり、次の目標やスキルアップを求める傾向にあるのです。

チームワークの源は、専門職としてのプライドや仲間を信頼する思いやりです。信頼関係とチーム内の思いやりが構築されると、介護リーダーの自信とやりがいにつながり、全体のモチベーションの向上つながります。業務優先ではなく個々のプライベートやモチベーション、将来の目標を大切にすることを最優先として、日常からマメにコミュニケーションをとることが重要です。
関係性がきちんと構築されると、仕事の姿勢やちょっとした発言から違和感に気づくことができるようになります。モチベーションが低下しているのなら、新人教育担当にしてみたり、外部研修に出してみたりして、気分転換と勉強ができる機会をつくることも大事です。
また、外部研修で学んだことを施設内で教える立場にして責任を持たせたり、資料作成での反復学習などスキルアップを自信につなげてもらうこともできます。この流れからモチベーションは上がり、リーダー育成にもつながっていくのです。